コロナ禍に“真面目な人”を襲うアルコール依存症

23日月曜日のTBS「ニュース23」コロナ禍で増えているアルコール依存症について報道していました。

民放でこのような話題を取り上げるとは珍しいですよね。

文字起こしした記事が「TBS NEWS DIG」にアップされていたのでシェアします。

「まさか自分が」24時間お酒のことしか考えられず家庭も崩壊 コロナ禍に“真面目な人”を襲うアルコール依存症は「誰でもなり得る病気」

都内のアルコール外来のあるクリニックでは、初診の3割近くが、コロナ禍の生活で「アルコール依存症」を発症・顕在化させた患者で、30代から50代の働く世代が多いそうです。

そのクリニックに通う患者の一人、会社員30代男性は、在宅勤務をきっかけに酒量が増加。

生活が荒れて、妻と子は出ていきました。結局離婚。

その後アルコール外来を受診し、抗酒薬を服用しながら1年ほど酒は飲んでいないそうです。

男性はこう語っていました。

「今、1杯目を飲みたいという衝動はないが、1杯飲んだら1杯で止まることもないと思っています。今でもたぶん1杯飲めば、前のように戻ると確信している」

そうなんですよね・・・。

私もこの2年で酒害を知り、二度と酒なんて飲みたくない!と毎日吠えていますが、実は時々、

「もうここまでくれば、ちょっとくらい飲んでも酒量をコントロールできるんじゃない・・・?」

などと頭をかすめることがあるんです。

でも次の瞬間「ハッ!」と我に返ります。

もうこの発想自体が、酒のコントロールが今なお続いているという証拠なんですよね。

怖い怖い!

一杯飲めば、間違いなく再び酒に捕らえられてしまう。連日飲酒生活に戻ってしまう。

私もそう確信しています。

だから絶対に飲みません。

もう二度と、酒の思うようにはさせません。


しかしこの男性のように、クリニックにつながれた人はまだ良いのかも。

厚生労働省によると、アルコール依存症が疑われる人は国内に303万人(推計)いるとされていますが、実際に医療機関を受診した人は10.2万人。30人に1人ということになります。

「否認の病」とも呼ばれるアルコール依存症。

のむお

アルコール依存症って、顔真っ赤で朝から飲んで酒がきれたら手が震えてるような人でしょ? 自分は仕事もちゃんとしてるし、全然違うよ。

などと間違った認識のままなんの対策もせず、アルコール依存症が進行してしまう、”一見普通の生活を送る人”がたくさんいるんですよね。

私の周りを見ても、正直言うと、

きの子

あんたはアルコール依存症に片足つっこんでるよ! このままでは取り返しつかなくなるよ!

と、思う人がたくさんいます。

でも本人は楽しく飲んで(いるように見える)るし、「酒がないと人生がつまらない」と本気で思っているようなので、水を差すのもなんだかなーとこっちも何も言わないけど・・・

身内に一度「飲み過ぎだよ」と忠告したら、心のシャッターを下ろされ、逆に意固地になってしまったこともありましたし。

だから何より本人が、自分自身が、気付かないとならない。認めないとならない。

そこがスタートなんですよね。

それでは、今日も断酒していきましょう!

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