また酒がらみのニュースが報道されていました。
早朝のススキノ路上で面識ない男性を殴る 酒に酔った40歳の男逮捕「殴ったことは覚えていない」
札幌の歓楽街ススキノの路上で、面識のない男性をこぶしで殴った男が逮捕されました。
警察の調べに対し、男は「もめたことは覚えているが、殴ったことは覚えていない」と証言しているそうです。
「酒に酔って覚えていない」
事件のニュース報道で、犯人の言葉としてよく耳にするこの言葉。
飲酒時代のわたしは「覚えてないんだぁ」と普通に聞いていました。
しかし隣でニュースを見ている夫は毎回「覚えてないわけないだろう」と突っ込みを入れます。
夫は酒を飲まないので(体質的に飲めない)、「酒で記憶がなくなる」、という状態が本当に理解できないようです。
だからって犯罪をしたことの言い訳にはならないだろう
言い訳というか、本当に覚えてないから証言自体ができないんだよ
覚えてないわけがないだろう。
百歩譲って覚えてないとしても、何の言い訳にもならない。
いや、覚えてないものは覚えてないから証言したくてもできないんだよ!
と、微妙にズレた会話を何十回としてきました。
酒を飲まない人、あるいは酒で記憶をなくしたことがない人にとっては、この「酒に酔って覚えてない」というワードは、ただの都合の良い言い訳にしか聞こえず、本当に腹が立つものらしいです。
飲酒時代、わたしはたまに、酒に酔っては記憶をなくしていました。
店で飲んで気が付いたら見知らぬ辺鄙な駅、なんてこともありました。
どう帰ってきたのか、気が付いたら普通に着替えてベッドで寝ていた、なんてこともありました。
朝起きたら、食べた覚えのないカラのアイスクリームのカップやお菓子の袋が散乱、なんてこともありました。
今思えば、危険な飲み方をしていましたね。
致命傷を負うようなことがなかったのは、本当に運が良かっただけでしょう。
冒頭の人をかばうわけではないのですが、酒で記憶がなくなるというのは本当です。
(もめたことは覚えてるのに殴ったことだけ覚えていない、というのは怪しいですが・・・)
もちろん、覚えてないものは仕方がない、罪を軽くしろ、なんてことを言うつもりは毛頭ありません。
わたしが言いたいのは、酒はそれだけ脳に作用する有害な薬物 ということです。
酒は怖いってことです。
記憶をなくすだけでなく、自制もきかなくなり、このような暴力事件まで起こす人もいます。
そんな有害な薬物が、24時間どこでも買えて自由に飲めてしまう日本。
よく考えると本当に怖いことです。
また酒の怖さを確認して、わたしは酒から離れて良かったと安堵しました。
今日も断酒していきましょう!
いや、酒飲むと本当に記憶が抜け落ちることがあるんだよ