自分の意思ではなく、お酒に殺される

今朝飛び込んできた衝撃的なニュース。

元気で明るいイメージの芸人さんが急死されました。

一部報道によると、自ら死を選んだのではないかと・・・。


お酒好きのイメージもある方ですよね。

特に焼酎が好きで、「徹子の部屋」にゲスト出演された時にも、

番組が用意するドリンクに焼酎ロックをリクエストしたというエピソードもありました。


今朝この悲しいニュースを聞いた時真っ先に、精神科医の樺沢紫苑さんの本「ストレスフリー超大全」のある章を思い出してしまいました。

慢性的に「死にたい」という感情が起こる人にお願いしたいのが、「お酒を飲まない」「お酒をやめる」ということです。日本の自殺者の調査によると、自殺者の32.8%からアルコールが検出されており、特に激しい自殺の方法をとる人ほど高濃度のアルコールが検出されています。

また、自殺未遂で救急病院を受診した人からは、平均40%もの割合でアルコールが検出されています。自殺しようとする人の3~4割が、お酒を飲んで、酔った勢いで自殺をしているのです。

アルコールを時々飲む人に比べて、1日3合以上飲む人は、自殺のリスクが2.3倍に増えるという研究もあります。

「ストレスフリー超大全」p311より引用

慢性的なアルコールの飲用が、自殺のリスクを高め、孤独を助長し、「死にたい」という気持ちを増幅させます。さらに、突発的な酩酊で、思考力や判断能力が低下し、自殺への恐怖も薄まり、本人も予期せぬ自殺行動が引き起こされるのです。

「嫌なことがあったら、お酒に逃げる」「お酒の力で、嫌なことを忘れる」という日々の行動が、積もり積もって「自殺」にまでエスカレートしていきます。自分の意思ではなく、お酒に殺されているだけなのです。

「ストレスフリー超大全」p311より引用

この本の著者である精神科医の樺沢紫苑さんはお仕事上での経験から、

「絶対に二度と、自分に関わる人に『自殺』など起こさない。日本人の自殺者を1人でも減らしていく」

と、執筆活動やyoutubeでの情報発信をされています。

もちろん、今回の事とお酒はまったく無関係かもしれません。

あくまで私個人が、この本のこの部分を思い出してしまっただけということは強調したいです。


しかし久しぶりに読んで、改めてお酒(アルコール)って怖いと思いました。

臓器をやられるよりも精神がやられる方が、ある意味怖いかもしれません。

お酒(アルコール)はそのどっちも壊してしまう、有害で危険な薬物なんですよね・・・。

上島竜平さん、ご冥福をお祈りします。


それでは、今日も断酒していきましょう。

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