またしても、酒が嫌になるレポートが発表されました。2022年2月17日の記事です。
酒アルコールと腸の健康の関係性についての考察レポートを発表 ~過度の飲酒は消化器官の健康や腸内フローラの多様性に影響を及ぼす~
慢性的な飲酒がアルコール依存症の人の腸内フローラと消化器系の健康をどのように変化させるかを調べた研究があります。過度なアルコール摂取は、腸内フローラの多様性を低下させ、腸内膜の透過性を高め、体内で炎症を誘発することが分かっています。
JIJI.com 記事より引用
第二の脳とも言われるほど、超重要な臓器「腸」。
腸には体内の70%の免疫細胞と、1億以上(脳に次ぐ)の神経細胞があると言われています。
そんな超重要な臓器の腸内フローラが、慢性的な飲酒によりバランスが崩れる、とな。
それは聞き捨てなりませんね。
そして腸内フローラのバランスが崩れると、身体にも様々な悪影響があるのだそうです。
腸内フローラのバランスの崩れは、以下のような様々な疾患の要因となります。
不安
うつ病
肥満
炎症性疾患
慢性疲労
JIJI.com 記事より引用
なるほど。
アルコール依存症とうつ病が併発することは数多く報告されていますが、酒で腸内フローラのバランスが崩れたことで、うつ病になっている可能性も高いですね。
いやいや、怖い話です。
【実体験】断酒したら便秘が治った
この記事を見た流れで、腸がどれだけ重要なのかネットを徘徊して調べていたら、下記のサイトを見つけました。
連載03 腸は「第2の脳」といわれていますが、「第1の脳」かもしれません
広島県のいそだ病院さんのサイトで連載されている記事です。
とても分かりやすく腸の重要性が説明されていました。
その中で気になる記述を発見。
またドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン(ストレスホルモン)、セロトニン(幸せホルモン)は感情(性格)を支配する代表的な脳内神経伝達物質といわれていますが、その多くは腸で作られます。特にドーパミンやノルアドレナリンの暴走をも抑えるセロトニンは腸(腸内細菌との協同作業)で作られ、体内のセロトニンの90%は腸に存在し、腸管の蠕動運動に関与し、多ければ下痢をきたし、少なければ便秘になります。脳内に存在するセロトニンは2%のみです。
いそだ病院連載03記事より引用
『体内のセロトニンの90%は腸に存在し、腸管の蠕動運動に関与し、多ければ下痢をきたし、少なければ便秘になります。』
これは!!!
実はわたし、断酒前は長年便秘に苦しめられていました。
ヨーグルトを毎日食べて、食物繊維も摂って、腸を動かすようなマッサージをしたり、いろいろ試していたのですが効果はなく、ここしばらくは諦めて「〇-ラック」などの便秘薬のお世話になっておりました。
ところが断酒してしばらしくしたら、なんと便秘が治りました。
あれだけ苦労していたのがウソみたいに、薬なしでスッとお出ましになるようになりました。
なんでだろう、断酒したことと関係あるのかなぁと気にはなっていたのですが、なるほどねぇ。
酒をやめたことで腸内フローラのバランスが良くなり(セロトニンが増えて)、便秘解消へとつながった可能性が高いですね。
(そういえば、うつ病の人もセロトニンが少ないのですよね…。)
実は便秘だけでなく、断酒してたくさんの良い変化がありました。
そのうち記事にしたいのですが、いかんせん数が多くて、どこからどうやって手をつけよう、どう記事にしようと考えているほどで。その中でも便秘解消は最も嬉しい変化のひとつでした。
ほんとに断酒して良かったなあ。
ところで冒頭の記事の中に、以下のような記述もあります。
914人の女性双子をグループに分け、赤ワイン、白ワイン、ビール、サイダー、スピリッツを摂取してもらいました。研究終了時には、赤ワインを飲んだ人は、飲まなかった人に比べて腸内フローラの多様性が高まっていました。週に1回、グラス1杯を飲むだけで十分な効果があることが証明されました。
JIJI.com 記事より引用
少量の赤ワインなら腸内フローラの多様性を高めるのだそうです。
ただしアルコール度数が13%のワインならグラス5杯分/週 を超えないことが重要だそうです。
・・・・これで止められる人なら取り入れたら良いのかもしれません。
もちろんわたしには絶対に無理なので、この情報はスルーします。ここを見ているみなさんも同じでしょう(^^)
赤ワインのポリフェノールが良いそうなので、それならチョコレートや緑茶で摂取できますしね。
迷うことなく引き続き断酒していきましょう!
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