【試し読み】『お酒で壊れた人が集まる場所で』

アルコール依存症の予備軍になってしまった作者・最上うみみさんの壮絶な実体験を描いたコミックエッセイ『お酒で壊れた人が集まる場所で』

そのサンプルが文春オンラインで配信されていたのでシェアします。

漫画サンプル1(全16P)

「これじゃお母さんと一緒じゃない…」毎日ベロベロ、親友にも見放され…21歳の女性が思い知った“アルコール依存の恐ろしさ”

幼少期にアルコール依存症の母親から虐待を受けて育ったという作者さん。

ずっと酒を避けて生きていたのに、ある時先輩にすすめられて飲酒。そこから酒にはまっていきます。

よくない飲み方をしている中、酒が原因で親友に見放されたことをきっかけに酒をやめることを決意。自助グループに通い始めました。

漫画サンプル2(全13P)

「いない…なんで? 約束したのに」お酒をやめて幸せだったはずが…アルコール依存の女性(21)を苦しめた“彼氏の裏切り行為”

自助グループのメンバーとの交流を通して、順調に酒をやめ続けて生活も安定していた作者さん。

しかし新しくできた恋人とのトラブルで、暗雲が立ちこめて・・・。

はたして作者さんは酒をやめられるのか――。

サンプルでは、そんな内容が垣間見られます。

面白そうですね。

とくに自助グループに興味がある方には参考になるのではないでしょうか。

しかし私は常々心配しているのですが、こういう壮絶系の他人の体験談を読んで、

のむお

自分はこの人に比べたら、まだそこまでヤバくないな。

まだ飲んでいられるぜ!プシュッ!

と、対策を遅らせてしまう人がいるんじゃないかってことです。

それは私がそうだったから。

飲酒時代の私は、酒を片手に断酒系ブログや漫画の壮絶な体験談を読んで「こわー」と言いながら、

一方では、「私はまだそっちサイドには行ってないな」と安心感を得ていたんです。

今思うと、その思考回路そのものが、すでに酒にとらわれてしまっている証拠なんですけど、当時はそれに気付いていなかったですね・・・。

私は、漫画のネタになるような酒での失敗談や壮絶な体験もないけど、酒を断ちました。

それでも自力で断酒できるギリギリのラインにいたことが、今はわかります。

もっと早く気が付いて対策をとっていたら、断酒までしないでも機会飲酒などで過ごせていたかもしれません。(現在は酒害を知ったので摂取したくないのですが。)

万が一再飲酒したら、今度は壮絶なネタができるだろう確信があります。

それだけは絶対に避けたいので、今後も飲むつもりはありません。

それでは、今日も断酒していきましょう!

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