今日で断酒して403日。
あっと言う間にここまできました。幸い揺らぐことは一度もなく、あの酒で悩んでいた日々が嘘のように、穏やかな日々を過ごしています。
ここであらためて、わたしの断酒最初の1年間を振り返ってみようと思います。
その前に、断酒に入る前、最後の数年間のわたしの飲酒生活を簡単に振り返ります。
断酒する前のわたしの数年間・・・
毎日飲酒→寝落ち→翌朝、昨日も寝落ちで何もできなかったことで自己嫌悪に襲われ、今日は飲まないと決意する→しかし夕方にはまた酒に手が伸びる→そんな生活が嫌になり突如「禁酒」を宣言する→ごく短期間飲まないで過ごすも何かを口実に再飲酒→そして最初に戻る
というサイクルでした。
お酒をやめれば悩みの大部分は解決するとわかっているのに、どうしても「断酒」(一生飲まない)だけは避けたいと足掻いていた数年。
今思うと、この期間が精神的には一番つらかったですね。
2021年1月、これといった具体的な底付き体験などはなく、ただただ、それまで溜まりに溜まった自己嫌悪が「決壊」。「わたしにはお酒をコントールすることはできない」と心底あきらめがつき、2月1日断酒をスタートしました。
断酒最初の1年に経験するという5つの経過段階
一般的に断酒最初の1年には5つの経過段階があると言われています。
1 | 0日~14日 | 緊張期 | 我慢のしどころ。離脱症状がある人も |
2 | 15日~90日 | ハネムーン期 | 体調も良くなり気分も良好 |
3 | 91日~180日 | 壁期 | 退屈を感じて揺らぐ |
4 | 181日~270日 | 適応期 | 飲まない生活がなじんでくる |
5 | 271日~365日 | 解決期 | 飲まない生活が日常になる |
自分の1年と比べてどうだったか振り返ってみましたが、この経過段階にはちょっと当てはまりませんでした。
わたしの場合は、0日目には「ハネムーン期」そして「壁期」はなくて「適応期」「解決期」に入った感覚。そのくらい順調だったのです。
誰に言われたでもなく、身体を壊したでもなく、自分の意志で断酒をしたからでしょうか。
昨日の記事ではありませんが、酒や飲酒行為が心底嫌になった末の断酒だったからでしょうか。
断酒者あるある?
そういえば断酒初期に「やっぱり酒って怖いな」と思ったことがありました。
スーパーで食材の買い物をしたりドラッグストアで消耗品を買っている時、気が付くといつの間にか酒売り場にいて、酒を選んでいる自分がいたのです。
「ハッ」と我に返り「わたし断酒したんだった・・・」となったことが数回。
お店に入ったら酒売り場に行く、その動線が脳に、身体に、沁みついていたのですね。
それを複数の断酒仲間に話したら、「わかる!」と言われました。
断酒者あるあるでしょうか。
それからわたしの場合は、料理で料理酒を使う時、少し緊張します。
飲みたいとは一ミリも思わないのですが、「もしもこれを飲んじゃったら人生が終わるかもな。」と思うと、危険物を取り扱う時のような気持ちになるんです。
実際に料理酒でスリップしちゃう人は少なくないと聞くので、断酒者にとっては要注意の危険物に違いないのですが。
まとめとこれから
わたしの断酒1年を振り返ってみましたが、我ながら起伏がなくてつまらなかったですね(笑)
とにかく断酒初日から鎖をほどかれたような、本当に自由になったような解放感を、今に至るまでずっと感じています。
とはいえ、スリップの恐怖にはいつもおびえているのですが。
気が付いたら酒売り場にいたように、アルコールが脳に深く食い込んでいることを感じているので油断はまったくできません。
断酒して1年も経った、というよりも、まだたったの1年。
これが2年経つと断酒状態がさらに盤石になるそうなので、引き続き気をつけていきます。
上の経過段階は目安であって、実際には人それぞれ。
自分らしく、今日も断酒していきましょう!
※意思でどうこうできる段階ではない方、不眠でどうしようもない方(断酒で不眠になる人は少なくないそうです)などは、病院にかかることをおすすめします。
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