【わたしの場合】断酒カミングアウト

本気でお酒をやめたいなら、周りの人へのカミングアウトは避けては通れない道です。

しかしそう簡単ではないんですよね。

わたしの数少ない断酒仲間の間でも、周りへのカミングアウトについてはたまに話題に上ります。

いつも飲みに連れて行ってくれる酒好きの上司、酒好きの取引先の相手、酒好きの配偶者・・・そんな相手に「断酒しました。」なんてそうそう言い出せないですよ。

わたしも酒好き、大酒飲みと周知されていたので、断酒したと報告する時には気持ち的に抵抗がありました。

でも。

酒が介在しなくなっただけで友達ではなくなったり、仕事がなくなったりするのならそれまでの関係だったということ。なくなっても結構。

自分の人生を守れるのは自分だけ!

と割り切って、努めてさらりと報告しました。

お酒を飲むと眠くなって夜何もできなくなっちゃうんだ、どうやっても節酒できないからやめちゃった方が楽なんだ、と。

なんやかんや言って来そうな人には、「実はとあることで身体を壊してお酒が飲めなくなって・・・」と訳あり感を出しました。

断酒カミングアウト!周りの反応

反応はさまざまでした。

さみしい!一緒に飲んで楽しかったのに!と言ってくれる人、

とにかく「嘘でしょ!」と驚く人、

何か事件でも起こしたか、病気でもしたのかと心配してくれる人、

実は自分も酒に悩んでいる、わたしも止めたい(でもやめられない)と言う人、

実は家族がアルコール依存症で、家族が酒で大病して・・・と教えてくれた人。

意外だったのは実の母。

あれだけわたしの酒の飲み方を注意していたのに「断酒までしないでも良いんじゃない?」と。

年代的にも「酒は百薬長、適量なら健康に良い」と本気で信じてるようです。

とにかく、断酒を報告したことで付き合いがなくなった、関係が悪くなった、なんて人は今のところいません。

(実はわたし抜きで飲み会をしていたりするかもしれませんが、別にそれは気になりません。)

さらりと言おう

 また、話すこと自体が依存症の人にとって大きな助けになる。「依存症だと知られるとレッテルを貼られ、社会から排除されてしまう。カミングアウトもできず、孤立してしまう」のが日本社会の実情。周りに隠しながら飲酒を続け、依存症に陥ってしまう。「話すことで気が楽なる」のだが、それさえできないのだ。

依存症の理解を深めるための普及啓発事業(厚労省)より引用

上記は依存症の理解を深めるための普及啓発事業(厚労省)のサイトからの引用ですが、何も「わたしはアルコール依存症なんです!」とまでは言わないで良いと思うんです。

アルコール依存症は病気です。病気は極めてプライベートなことです。

そりゃなかなか言えないですよ。

でも周りに言えないからといって逆に隠れて酒を飲んでしまう事の方がよっぽど良くないです。

本末転倒です。

さらりと「いろいろあって酒飲めないんだよねー」で終わり。それで良いのでは。

今どき「俺の酒が飲めないのか!」とか言う人もいないし(いないですよね?)。

早いとこ周りにカミングアウトしちゃえば気も楽です。

それでは、今日も断酒していきましょう!

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