先週、これはブログで取り上げようと思った記事がありました。
既に読んだ方も多いかもしれません。
「毎日何となく」で飲む人はお酒の怖さを知らない~「なにも考えずに惰性」で飲んでいませんか?
「何となく体に悪い」とわかっていても、やめられないのがお酒の怖さです。お酒は、強力な依存性薬物の1つです。依存性薬物は、「精神作用物質」とも呼ばれ、脳に直接働きかけて快感を引き起こします。お酒によって得られた快感は脳に記憶され、判断力を鈍らせるのです。
「お酒で害があることはわかっているが、自分はそれほどひどくない」
「接待の席でお酒を飲まないと、取引先に失礼になるから仕方がない」
「明日の仕事をがんばるために、お酒を飲んでぐっすり眠らなければ」
このような言い訳をして、多くの人は無意識にお酒にしがみついています。気づかないうちに、お酒にマインドコントロールされているのです。お酒は、害があることはわかっていても減らせない、依存性のある物質なのです。飲む人であれば誰でも、お酒に依存してしまう可能性があることを忘れないでください。
「毎日何となく」で飲む人はお酒の怖さを知らない~「なにも考えずに惰性」で飲んでいませんか?より引用
アルコール外来のある「さくらの木クリニック秋葉原」の倉持院長の著書『今日から減酒! お酒を減らすと人生がみえてくる』より一部抜粋し再構成した記事です。
お酒(アルコール)は害があることがわかっていながらも酒量をコントロールできなくなった人は、これまでは「断酒」しか治療方法がありませんでした。
でも毎日飲んできたような人間とって「断酒」はあまりにもハードルが高く、目を背けたくなります。しかしそうやって避け続けた結果、依存症を進行させてしまう人が多いと言います。
そこで倉持院長が提案するのが「減酒」という方法です。
「断酒」がベストなのは間違いないのでしょうが、それができないからといって無対策になっては元も子もありません。
害のある酒(アルコール)の摂取を少しでも抑えるため、まずは「減酒」から始めてみる。
とても合理的な考え方だと思います。
自分の事を思い返すと、断酒する前の数年間、あれは「減酒」期間だったのかなと。
酒との距離に悩み、一定期間禁酒してみたり、休肝日を作ってみたり、どうにか酒量をコントロールできないものかと試行錯誤していた頃。
その過程で酒害を知り、「そもそも自分の人生にお酒って必要なのだろうか?」と疑念が生まれ、その疑念がどんどん大きく膨れ上がったところで、「もう酒はいらないな。」と自然と思えた流れがありました。
減酒という考え方は、1970年代からヨーロッパで始まりました。研究が進むにつれて、アルコール依存症に至っていないハイリスク飲酒者や依存症予備軍、プレ・アルコール依存症の人に対して、短期的なお酒の教育を行ったところ、飲酒による問題が改善したという報告が続きました。
「毎日何となく」で飲む人はお酒の怖さを知らない~「なにも考えずに惰性」で飲んでいませんか?より引用
これを自己流でやっていた感じですね。
こんな人は、まずは「減酒」から始めてみる。
酒害を知るにつれ、自然と酒から離れられる日が来るかもしれません。
たとえ最後まで「断酒」することができなくても、酒(アルコール)の摂取量が減るなら、今よりはずっとましです。
とにかく対策をとることが大事なんだと思います。
そんな訳で、今週も断酒していきましょう!
酒は止めたい、だけど「断酒」なんてとてもじゃないけどムリ!