本棚の整理をしていたら、奥から「禁酒セラピー」が出てきました。
そういえばこんな本買ったなーと懐かしくパラパラ。
Amazonの購入履歴によると、2011年に購入してました。
でも当時は最後まで読めなかったんですよね。
最初は酒を飲みながら読んでもいいけど、読み進めるほどに酒が嫌になっていき、読み終わる頃には酒が飲みたくなくなる、そして酒がやめられる!はず!というコンセプトの本書。
当時は読んでいるうちに辛くなって、やっぱりまだもうちょっと飲んでいたい・・・と思ってしまい、読むのをやめた思い出が。
断酒した今、心穏やかに読み返すことができました。
コツは心を開いて読むこと。断酒を継続させたい人にも
作者のアレン・カーさんは医師や研究者などではなく普通の人(仕事は会計士)。
その立場から飲酒の害を書いているので、科学的な根拠などはないです。しかし逆にそこが親近感がわいて「わかるわかる!」と頷くこと多数。
翻訳本特有のまどろっこしさがあって読みにくい箇所もありながら、全体的には痛快で面白いです。
20年前に出た本ですが、すでに、酒は薬物で少量でも害があるものだ言い切られています。
わたし自身、なかなか断酒に踏み切ることができなかったネックのひとつ、「普通のドリンカー(酒量をコントロールして楽しく飲んでいる(ように見える)人たち)」の存在。
それについてもバッサリと、ただ単に「アルコール依存症初期の段階にいる人」だとし、先に酒害に気が付いて、そこから抜け出そうとしている読者の方がラッキーだと書いてあり、胸がすくような気がしました。
本書にもあるように、「心を開いて」先入観を捨てて最後まで読むことができたら、本当に酒をやめられるかもしれません。
また断酒を継続させたい方にも、あらためて飲酒のデメリットを確認するものとして有効です。
わたしももう一度、今度は最後まで読んでみようと思います。
それでは、今日も断酒していきましょう!
コメントを残す