先日見つけた記事。
生ビール1杯なら午後ハーフでチャラは嘘!仮眠も逆効果!? 誤解だらけのアルコール知識
わたしはゴルフをやらないのですが、身内に詳しい者がいます。
その者によると、ラウンド途中のランチにビール(中瓶)を飲み、帰りは運転して帰る人って未だに普通にいるようです。
ラウンドで汗をかいて水を飲んで、最後お風呂に入って3時間もすれば、アルコールは抜けているだろうと簡単に考えているようです。しかし記事にもあるように、分解できていない可能性が高いです。危険な飲酒運転になります。
なぜ危険なのか、詳しく見ていきましょう。
アルコールの分解にかかる時間
体重(kg)× 0.1 = 1時間に分解できるアルコール量(g)
体重が60kgの人なら、1時間に分解できるアルコールの量は6g前後です。
純アルコールはこちらのサイトで調べることができます。
これによると、ビール中ビン500mlの純アルコール量は20g。
体重60㎏の人がビール中ビン500mlを飲んだら、分解に3~4時間かかります。
分解能力には個人差がありますから、飲んで3時間後の運転では普通に危険なことがわかります。
また以前ブログで紹介した記事によると、
日本アルコール関連問題学会などの学会が飲酒運転を予防するために提示しているデータは、1時間に分解されるアルコールの量は4g、としています。
なので、中ビン500mlを飲んだ後に運転したいなら、最低5時間は空けたいところです。
汗をかいたり水を飲んでも無駄です
「でも飲んだあと後半歩いて汗をかき、水を飲んだりお風呂にも入るから、分解が速いんじゃない?」
じゃあないです。
アルコールは肝臓で90%代謝され、残りの10%は呼気や汗や尿として排出されますが、この割合は運動をしたり入浴をしたりしても変わりません。たくさん汗をかいたからといって、10%以上のアルコールが汗として排出されることはありません」
生ビール1杯なら午後ハーフでチャラは嘘!仮眠も逆効果!? 誤解だらけのアルコール知識より引用
(中略)
つまり、アルコールの代謝には飲酒した量だけ時間がかかり、完全に消失するには待つしかない、というわけです。
寝たら分解時間が余計にかかる
「それなら駐車場で少し寝て帰れば良いんじゃない?」
じゃあないです。
「寝れば大丈夫」どころか、寝ると分解時間が余計にかかるからです。先ほども示したように、体重60キロの男性が500mlの中瓶ビールを1本飲んだ場合は、アルコールが分解されるまで3~4時間かかりますが、寝てしまうと約6時間。1.5~2倍の時間がかかることがデータから分かっています。
生ビール1杯なら午後ハーフでチャラは嘘!仮眠も逆効果!? 誤解だらけのアルコール知識より引用
酒(アルコール)は有害な薬物
記事では、ゴルフ前夜の酒についても触れられています。
ゴルフは朝が早いですから、車で出向くなら、当然前夜の酒が影響するわけです。
例えば、中瓶のビールを3本飲んで20時に切り上げ、22時に寝たとすると、アルコールの分解スピードは起きている時より遅くなり、9~10時間プラスアルファかかってしまうからです。5時起き、6時起きの時点では、分解しきれないアルコールが体内に残っていると考えられます。もちろん運転はできません。
生ビール1杯なら午後ハーフでチャラは嘘!仮眠も逆効果!? 誤解だらけのアルコール知識より引用
そもそも、このブログでは繰り返し吠えているのですが、
酒(アルコール)は、少量でも脳が麻痺する薬物です。
しかも、前述のブログで引用した記事にもあるように、
アルコールの運転に対する影響は、極めて低い血中アルコール濃度から始まります。
例えば、血中アルコール濃度0.02%から反応時間に、0.01%未満で注意力に影響が現れることがわかっています。
それどころか、血中アルコール濃度が0%になった後でも、運転技量に影響があるという報告もあるそうです。
数値によって重い処分が科されるからではなく、医学的にみて危険な状態であり、重大な事故を起こさないために、ゴルファーでも誰でも運転をするときは1杯のお酒も飲んではいけないのです。
生ビール1杯なら午後ハーフでチャラは嘘!仮眠も逆効果!? 誤解だらけのアルコール知識より引用
ですよね。
しかしこの記事を最後まで読んで、なんだか疲れてしまいました。
分解時間がどうとか前夜の酒がどうとかいろいろ面倒臭いです。
こんなことなら初めから飲まないのが一番だと思うんですけどね。
断酒して本当に楽ですよ、いつでも運転できるって。
とにかくこっちとしては、そんなゴルフ帰りの飲酒運転者の事故に巻き込まれたくありません。
いまだに飲んでいる方はもちろん、売ってるゴルフ場側も、よくよく考えてほしいものです。
それでは、今日も断酒していきましょう!
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