酒のない花見は良いものです

わたしが住む地方では桜が開花し始めました。

この週末は天気が悪いからできないかもしれないませんが、近々お花見の予定がある方も多いのでは。

お花見といえば宴会。

宴会といえば、酒。

酒といえば、アルコール。

アルコールといえば、身体にとっては百害あって一利なしの有害な薬物。

桜の下に集まって、そんな薬物を飲み合う、花見宴会。

桜、見てないですよね。

飲酒時代のわたしもお花見宴会大好きで必ずやっていました。

でも今思えば、花見は口実で、ようは外で酒が飲めたらそれで良かったんです。

新緑見宴会でもいいし、紅葉見宴会でもいいし、くもり空見宴会でいい。

なんでも良いから外でシートをしいておおっぴらに酒が飲みたい。それだけでしたね。

子どもが幼児だったときは、よく、なんでもない週末に公園でピクニックシートをしいて自分で作ったお弁当なんかを食べていました。

でも時々(運転してくれる夫がいる時など)、かわいいピクニックバスケットの中に、酒を数本忍ばせていました。

そして同じようにピクニックをしている周りの家族に見られないように、こっそり飲んでいました。

一見ほほえましい家族の風景が、酒の登場で急に病んだ感じに見えるから怖いです。

今思えば、実際に病んでいたんだと思いますが・・・。

昨年の2月に断酒して、シラフでの花見を経験しましたが、とても良いものでしたよ。

花を見る、という本来の活動をして、桜の美しさをあらためて確認できました。

そういえば酒をやめてからというもの、頭の中のもやもやがなくなったというか、五感が研ぎ澄まされたのか、桜に限らず世界のいろいろな物の美しさがストレートに入ってくるようになった気がします。

やっぱりやめて良かったなぁ。

地球に生きてることがただただ楽しい、そんな子供の頃に戻ったような感覚です。

それでは、今日も断酒していきましょう!

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