減酒から断酒へ移行するのもあり

先日こんな記事を見つけました。

お酒をやめたい、減らしたい。何をすればいい? 減酒中の記者が、専門医に聞いてみた

毎日飲む生活を数年間続けてきましたが、ここ一年ほどは、「飲まない日」をしっかり作ることを意識しています。それでも、ストレスがたまると毎日飲んでしまったり、飲まないと決めた日でも誘惑に負けてしまったり…。飲み方を「コントロール」することの難しさを感じています。
お酒をやめたい、減らしたい。そう思った時に、どうすればいいのでしょうか。

お酒をやめたい、減らしたい。何をすればいい? 減酒中の記者が、専門医に聞いてみたより引用

ある日、お酒をやめたい、減らしたい。と思った記者さんが、アルコール依存症治療の専門医垣渕洋一さん(成増厚生病院・東京アルコール医療総合センター長)にお話を聞きにいく記事です。親近感の湧く内容で、面白く読ませていただきました。

ところで垣渕洋一さんといえば、『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』という本が有名ですね。わたしも断酒を始めてしばらくしてからですが、読みました。

「飲酒の肉体的なメリットはゼロ」と言い切り、飲酒者自身と周囲への酒害についても詳しく書かれていて、酒ってものが怖くなって嫌になる本です。

※先日の記事でも書いたように、断ち切りたい習慣がある時には、その習慣自体を徹底的に嫌いになることが有効です。

お酒をやめる7つのメリットや禁酒への実践的なステップも詳述されていて、断酒を目指す方にはお勧めの一冊です。
(ここに来るみなさんはすでに読んでいる方が多いかもしれませんが)

最終的に断酒できたらいい

冒頭の記事の話に戻ると、この記者さんは、依存症手前のハイリスク飲酒者でした。
しかしお酒を完全に断つまでは踏ん切りがつかず、まずは減酒から始めることにしたようです。

垣渕医師も、基本的には完全にお酒を飲まない禁酒(断酒)をすすめていますが、減酒から始めても構わないと言っています。

「どれぐらいの飲酒問題があるか、まずは『見える化』してみることをおすすめします。
(中略)
その飲酒問題の程度によって、直ちに断酒したほうがいいのか、減酒から始めるべきなのか、判断するのがいいと思います」

お酒をやめたい、減らしたい。何をすればいい? 減酒中の記者が、専門医に聞いてみたより引用

わたし自身も、断酒前の数年間は、どうにか節酒、減酒で済ますことはできないものかとチャレンジしていました。しかし毎回挫折し、結局過度に飲む毎日に戻り、そしてまた減酒にチャレンジし・・・の繰り返しでした。最終的には、ダメダメな自分に心の底から嫌気がさし、断酒を決意し今に至ります。

一見無駄に感じる、節酒・減酒→挫折を繰り返したこの数年間は、のちに断酒をするために必要なプロセスだったんだなぁと今は思えます。

もし今、断酒したくても踏み切れない、という方がいたら、こちらの記者さんやわたしのように、まずは減酒から開始してみてはいかがでしょうか。

もちろん、お酒は百害あって一利なしの有害な薬物には違いないので、最終的には断酒する方向で。

さて今日は連休初日。
うちは子どもが風邪をひいてしまいおこもりかな。

引き続き断酒していきましょう!

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